伝説のギタリスト成毛滋さん逝く
伝説のギタリスト、といってもジミヘンのような意味ではなく、演奏自体をほとんどの人が知らない、という意味での伝説のギタリストであった成毛滋(なるも しげる)さんが、2007年3月29日、享年60歳という若さで亡くなりました。ガンだったそうです。
私が聞いたことのあるレコードは「フライド・エッグ」のみでして、それも1972年頃、中学の同級生、和田君のお兄さん(当時既に社会人だった)に借りたものでした。ですからそれ以来30年以上成毛さんの音は聞いたことが有りません。しかし、表HPでリンクしていたファンサイト以外にもお亡くなりになった後、MP3音源がいくつかアップされたり、晩年のTV番組などがYOU TUBEにアップし
年を経てもそのテクニックは落ちていなかったことに驚きました。
ギターを弾かれる方でおやじロック世代は、多分グレコのソノシートの成毛さんという認識でしょうが、私はユーライア・ヒープのサードアルバムの日本盤「対自核」での解説記事が一番印象に残っているのです。いわく「ベンチャーズが初来日したとき、楽屋に遊びにいったらギターの弦が異常に柔らかい。それでちょっと%&#~=したのが、日本に初めてウルトラ・ライト・ゲージを導入したきっかけだ。」「ヒープの1STアルバムの名曲(日本では対自核として3rdが最初に出て、1st、2ndは後から発売だった)ジプシーにおけるケン・ヘンズレーのハモンド・オルガンの音がギターみたいに聞こえるのは、ハモンドをレスリーを通さず直接ギターアンプに繋いでいるからだ。」などと、さすがギタリストらしい詳しい解説を書いておられました。
後にロンドンに行った際、5枚目辺りからのユーライア・ヒープのベーシスト、ゲイリー・セインと仲良くなったそうです。セインの奥さんは日本人だったのでロンドン在中時も意思疎通がしやすかったのかもしれません。しかしセインは残念ながら70年代半ば過ぎに、コンサート中の感電事故がもとでヒープを馘首され、病を得て亡くなってしまいました。ヒープの音楽性に陰りがでたのもこの後ですが、そういうバンド内の人間関係もこのバンドの人気が落ちた原因のひとつだったと思います。
さて成毛さんに戻ると、良家のお坊っちゃんでお金もあったのでしょうが、まだ日本にロックが導入される以前にロックそのものを輸入されたパイオニアだったようですね。時代はGSブーム、音楽業界や芸能プロダクションの人たちには、歌謡曲しか脳裏に無く、ファズがかかったエレクトリック・ギターの音色なんてまったく理解できず、結局成毛さんはミュージシャンとしては成功しませんでした。早すぎちゃったんですね。私は小学生だったから実感が無いのですが、60年代後期でも日本ではロックは何も知られていなかった、あるいは市民権を得ていなかったとは思いませんでした。ビートルズ来日が大きな話題になっていたはずですが、所詮ポップスの範疇だったのでしょう。それからほんの2,3年後になり70年代に入ると、日本でもロックが爆発的に人気を得ることになったのに、タッチの差で成毛さんは乗り切れなかったんですね。フライドエッグまでの戦友、柳ジョージも人気が出るのはやはり少し後のこと。GSでゴールデン・カップスにいた、つのだ☆ひろはメリー・ジェーンのヒットがありますが、あれも成毛がかかわっていたそうです。
初期のメンバーでは、後に空間デザイナーとしてバブル時代に名を馳せることになるシー・ユー・チェンも居ました。環境デザイン業界でないと知名度は低いかもしれませんが、彼の自伝的書籍にもバンド時代のことが書かれていましたっけ。
成毛滋のレア音源
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真空管のギターアンプが欲しいなあと思い楽器屋へと向かった。以前からピービーのギターアンプは、ギターアンプ直に繋いでのディストーションが心地よく、好きなメーカーだった。真空管を購入する前のトランジスターのギターア...... [続きを読む]
受信: 2007年5月 7日 (月) 10時37分
コメント
wahhamanどの、清掃、といえば下水処理場のバイトの壮絶なキツさ、の話をまだ覚えているぞ。あれはもう30年も昔か?
投稿 がらんどう | 2007年6月 1日 (金) 09時52分
成毛滋と星勝を混同するワシのボケぶり。<タイトル見た瞬間
幾星霜・・。
<行く清掃・・とガンとして変換するIMEのバカ
っぷりがなぁ。<空しい
投稿 wahhaman | 2007年5月25日 (金) 19時41分