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2007年9月19日 (水)

札幌・旭川旅行-3

 

三日目は札幌市内をぶらぶら。実に怠惰な旅行です。しかし今の時代、あっちこっち連れ回されるパックの観光旅行ははやらないでしょう。ロハスですよ、ロハス(単に朝寝坊しただけという話も有るが)。
さて最初は北海道大学植物園。北大とは別の敷地にあります。京王プラザホテルのすぐ横です。なんでここへ行ったかというと、直前に読んだ雑誌「サライ」の特集でお勧めしていたからという、極めてスタイル重視の選択であります。

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下:北方民族資料室です。北海道の先住民族(アイヌ、ウィルタなど)の生活文化資料を公開・保存しています。私は半分の血が沖縄なので、琉球の文化や歴史は多少とも知っておりますが、北方民族についてはまったく知りません。近年定説になりつつある、日本列島の撰純民族は南方系モンゴロイド、つまりいまの沖縄の人々やアイヌ、かつて中国・朝鮮系モンゴロイドの大和朝廷に熊襲とされて駆逐された民族だというくらいは分かっていましたが。
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下:アイヌの民族衣装。本物を生で見た私の直感は「これは縄文の変化形だ」でした。歴史学的に正しいか分かりません。岡本太郎が書いていたような気もしますが。
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下:初代園長、宮部金吾のシルクハット。ロンドンから輸入していたのです。
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下:階段の手すりにも、北海道開拓使のシンボルである正五角形の星マークが描かれています。下地は漆喰と思われるので、型があったのでしょう。
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下:8月の20日の週ですが、やや涼しくなりつつあり、園内にはトンボが乱舞していました。ひとズレしていないので、簡単に帽子で捕まえられた。この一種の警戒心の無さみたいな感覚は、人間にも共通しているように思います。内地の人間が開拓のため、故郷を捨てて行ったため、人間の数は圧倒的に大地に比べて少ない。そんな環境においては、他人を阻害していては誰も生きてはいけない。そういう風土が、誰でもウェルカムの気風を作ったのではないでしょうか。
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下:盆栽。
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下:温室のシダ。南方系の私は理屈抜きに魅かれてしまうのです。
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下:ここでもうお昼。ラーメンと並ぶのに、内地では余り知られていない名物「スープ・カレー」。支局長氏には最初は郊外の有名なお店を推薦されたのですが、五番舘西武の地下のイートインでもうまいよ、と言われましたので近いほうを選択。ほんとはこの右となりにある「一灯庵」を薦められたのですが、平日なのでサラリーマンの親父ばかり。ところが左にある「木多郎」のほうは、OLが並んでいる。奥さんの直感に従い(ま、マーケティングにおける飲食店のライフ・サイクル理論でも、アーリー・アダプターは若い女性で、フォロワーのサラリーマン親父が侵蝕しだすと、OLさんは移動してしまいます)、木多郎に決定。
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下:これがスープカレー。インドカレーの別称かと想像していましたが、全く似て非なるものでした。近いたべものは、最近はやりの韓国系の辛いスープとご飯のセットですね。ご飯をスープに浸して食べるのか、スープをご飯にかけるのがマナーなのか聞きましたが、どっちでもいいそうです。カレー屋で辛さに等級を謳っている店は所詮二流店でしかないのですが、札幌のスープカレー店は、カレー屋ではなくあくまでスープカレー店なので、辛さに等級打っていてもいのです。で、見栄はって中辛を頼んだら、結構辛い。大門の味芳斉の「牛肉飯」をペロッと食べられる私は(地域限定の例えですいません)、相当辛いのに強いほうですが、少しなめてかかったようです。具には肉だけでなく、ナスやトマト、菜の花など、野菜がふんだんに使ってあり、なかなかヘルシーでもある。かみさんの言によれば、今回の旅行で一番おいしかった食べ物でした。すみれにしろ、カニにしろ観光客向けなので、やはり地元の人が普段使いするお店のほうが美味しいって証左ですね。

(食べかけでごめんなさい)

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下:JR札幌駅前。再開発されたので実にきれいですね。
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下:JRタワー。38階が展望台。
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下:駅ビルとつながっている大丸、一階は前部ブランド・ブティック。新しいだけに、札幌では地域一番店でしょう。五番舘西武やロビンソンは古くなってしまってます。
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下:北海道大学の正門。
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下:入ってすぐ右手。きれいですねえ。私は某関東圏のC大学という国立大学の出なのですが、戦後の学校なので校舎はまるで団地のようでしたので大違い。
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下:キャンパスにクリークがあるのですが、そこで「行水する」カラス達。なぜかカラスが異常に多いのです。
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下:ハシブトガラス。ハシボソもいました。心なし内地のカラスより表情が柔和に思えるのですが?
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下:「小年よ、大志を抱け」のクラーク博士像。1年も北海道にいなかった割に、その後のお雇い外人より断然人気が高いのは何故なんでしょうね。そうそ、上記のカレーもクラーク博士が明治時代に、体格の小さい日本人が米と肉を一緒に食べるためのアイデアとして推奨したんだそうです。
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下:中年よ。大した志を抱くな?
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下:キャンパスの十字路にあるクラーク博士像を、はすむかいから撮影。けっこう小ぶりなもんです。そうそう、北大のキャンパスは自家用車通行可能です。昔は千葉大もOKでしたが、途中で禁止になりました。現在、キャンパス内を車が走れる大学って他にも有るのでしょうか。
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下:北大総合博物館。煉瓦とタイルの美しい建築物です。九段会館に似てるな。
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下:博物館内部。後ろはえっと、何でしたっけ、北海道で発掘されたブロントテリウムかなんかの化石。
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下:おなじく化石。こっちは恐竜か爬虫類です。
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下:ワニの化石。大阪のほうで発掘されたもののレプリカか、一部だか。超巨大です。
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下:現世の馬の骨格。シュールですね。寺山修司のお芝居とか、ジェニファー・ロペス主演の映画とか?
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左;黒田清隆、右:クラーク博士。
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下:企画展であるファーブル展の解説をやっていた、地元の女子大生。学芸員えお目指しているそうで、ボランティやアルバイトではなく授業の一貫なんだそうです。とってもチャーミングでした。仕事とはいえ、あるいは相手が観光客であるとは言え、一種抵抗感とかガードが無い感じがするんです。県民性なのか市民性なのか、個人の性格なのか。そんなこんなでおぢさんは、久しぶりに胸がキュンとなってしまいました。
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下:さてうってかわって、市内の模型屋さんセントラル・ホビー。モケーヲタクは領すれば模型屋を探すのが性。北海道在住の友人、ゆたかさんにお聞きしましたがこのお店のオーナーが、このテナントビルのオーナーでもあるそうです。模型屋としては実に広々としてきれいな店構えでした。そのかわり、いかにもな胡散臭いガレージキットなどは皆無。鉄道模型とプラモで半々くらいでしょうか。
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下:帰りの便は夜です。新千歳空港の夕焼け。
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下:夜羽田に到着。到着ロビーの通路って、応力外皮構造を模しているのでしょうか?しかも堀越さんの零戦みたいに肉抜き穴いっぱい。これで終わりです。
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2007年9月 9日 (日)

旭山動物園

   


札幌・旭川旅行-2

ここで少しB級ご当地モノの紹介。セブン・イレブンの北海道限定コーナーのカップ麺など。。セブン銀行のいささか鼻に付くCFで出張中のサラリーマンが「あったあった」と喜ぶやつです。地域限定のスナック菓子とかカップ麺には、何も有り難味を感じませんが、それって私だけ?

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ソフトドリンクのベンダーです。これも特に買う気がしませんでした。
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下:これこそが、真のご当地ものじゃないですか!え、それは呑ん兵衛のたわごとだって?ごもっともです。
さて二日目はメインアクトである旭川の旭山動物園。サッポロからバスで3時間弱です。写真下左側のおにいさんは添乗員。とっぽくてなかなかいい味出してました。乗降の度に乗客を確認する際、こぶしをズボンのポケットに叩いてカウントするくせが有りました。指差し確認では失礼110 にあたるからなんでしょうが、最初は浦沢直樹の漫画「モンスター」に出てくる刑事さんみたいで、ちょっと気味悪かったです。しかし添乗員たるもの、乗客の有無の確認は一番大事。それを怠ると、いしかわじゅんの「鉄槌」のような泥沼裁判沙汰になってしまうのであります。いや、いしかわじゅんを敵に廻してはいけないです。蛇よりひつこいです。
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雄大かつ、さらっとした湿度の低さが空気感に出てくる景色。
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広告業界でも注目されました。その視点は下記(無断引用!)。
Asahiyama
札幌からバスで3時間弱、旭川市の郊外に旭山動物園があります。大学の1年先輩の旭川在住の設計士さんも、去年園内のどっかの設計を請け負ったといってました。
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田舎(失礼!)にある割りには、東京の多摩動物園や横浜のズーラシアに比べ、そう広くないのですが(そもそも開園が古いから)、しかし上野動物園とは違って土の面積は多い。
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柵よりオーバーして佇立するクモザルのジャングルジム。
真下にいると、おしっこの被害に遭うこともある有るとか。
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カピパラ。昔はあまりどのでも飼育していなかった気がする。とにかく、かわいくない動物。ムーミンとこまわり君が合体したような風体。ヌートリアに近い感じですが、こちらは哺乳類。
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ローン・ライノウ。白サイはアフリカはもとより国内の動物園でも希少種だそうです。第二次大戦のドイツ陸軍が使ったオープントップの自走砲に「ナスホルン(犀)」というのがありますが、戦車もほんものもどっちもかっこいいですね。

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キリン。犀やキリンは昔ながらのコンクリ獣舎。改造費用は定番までは廻らず。
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下・チンパンジーの赤ちゃん。ここから新しいプレゼンテーションが始まります。獣舎も前、後ろ、下、上から見せるし、動物も各種のパイプや網など遊ぶツールがいっぱい。去年大ボスが年老いて息子の若衆や嫁に襲撃され瀕死の重傷を負ったそうで、狭い園では世代交代も大変だそうです。結局同居はままならず2グループに分割したそうです。近年のチンパンジーやボノボの研究でご存知のように、彼らカニバリの習性もあるし、近くでみればその手の大きいこと。エドガー・アラン・ポーの「モルグ街の殺人」では犯人はオランウータンでしたが、チンパンジーでも怖いことは怖いです。
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下:一番人気のホッキョクグマ館。後ろ向きですが、水槽から見る白熊の頭。結局最近の水族館のプレゼン方法に近いんですね。
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下:右側にクマさんがいます。こことペンギン、あざらしの館は芋の子を洗う状態でした。ただ北海道の公立学校は前の週から新学期のため、これでも空いているそうです。
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下:これもシャッターチャンスを外してますが、寝ている熊さん。
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下:うえの熊さんの右にあるコンクリの小山の裏側にこのカプセルがあり、ここに顔を出すと、くまさんはアザラシの頭と感じ違いして、ガオっと寄ってくる仕掛け。ただし、もう何年も経つからか、熊さんのほうも飽きてきたようで、私らの前後は誰も熊さんのご対面できませんでした。
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下:これは通常の屋外からみた風景。ホッキョクグマは本当に大きいですね。二頭が立ち上がってじゃれあっていましたが、驚くほどの迫力でした。しかしこんなかわいい顔なのに、アザラシの頭を前足でぶった切って、白い毛を血まみれにして食べるというのが信じられません。
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下:これ豹なんです。檻逆L字断面になっていおり、屋根上になった檻の下を見学者が通行できる仕組み。豹のほうは猫科だもんですから、涼しいところで寝たがる。で、檻の中で一番涼しいのは、上下左右全部メッシュで風通しの良い、この逆L字の出っ張り部分なんですね。
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  • 下:ペンギン舎。ぺんぎん館といいます。これは通常プレゼン方式のパート。えっと、「これは皇帝ペンギンかな?アデリー・ペンギン、イワトビ・ペンギン他4種類くらい同居。
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下:ぺんぎん館のトンネル。ペンギンは水中ではカナーリ高速で泳ぎます。でも私らがこのトンネルにいるときは見られなかったのです。
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下:有名なアザラシのパイプ。直径2M位のガラスのチューブを上下してくれます。ここも満員。
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下:夜は札幌市内へ戻りました。定番「カニ食べ放題」。上がたらばで下が毛がに。毛がにはかにみそが食べられますが小ぶりで脚の肉が少なく、しかも毛で指先を切るため、たらばのほうが好評でした。この店、安かったけど、すし、ちゃわん蒸しは冷凍モノ。結局かに料理屋さんって、料理らしいきものは何も要らないんですねえ。
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下:夜のススキノ。東京モンからすると、壁面全部がネオンサインというビルが珍しい。すぐに広告料金を考えてしまうのは職業病(上のほうが高い場所だから値段も高いのか、下のほうが通行人に近いから高いのか、あるいは中層部が一番安いのか)。
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下:「北海道はサッポロビール」。うーん、簡にして素、コピーの原点を見る思いがいたしますです。
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これで二日目終わりです。

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