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2009年9月22日 (火)

H・P・ラヴクラフトとその影響力

これも個人サイトとMIXIのコピペ記事。

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さて、実のところH・P・ラヴクラフトをちゃんと読むのは2010年、当年とって50歳になって今回が初めてなのです。エドガー・アラン・ポーは父親の関係もあり創元社の箱入りの全集3巻を中学生の頃から読んでいたのですが、エンターテインメント小説を読まないせいか、なぜかラブクラフトには縁がありませんでした。小説は純文学しか読まないのとは逆に、映画はカルトのほか、SFやアクション、ホラーなどのエンタメしか観ないせいで、ホラー映画「フロム・ビヨンド」などのオリジンがラヴクラフトであることは昔から知ってはいました。近年、コミック界の異才・諸星大二郎が「栞と紙魚子シリーズ」で、なかばパロディとして、クトルフ神話などラヴクラフト関連の固有名詞を用いており、原典よりもその後の映画や小説、コミックなどへ与えた影響のほうが評価されている作家について、ちょっとここらで勉強しておかないと恥ずかしいと思った次第です。
 創元社の文庫も最近、特にSFの古典は棚に無いことが多いですが、幸いTVアニメ機神咆哮デモンベインというものの原作者、鋼屋ジンという御仁の推薦帯が付いていて、全巻再販されていました(ちなみにデモンベインはコミック、アニメ、ゲームもあるそうです)。
 しかしながら全巻読むエネルギーは無く、2巻、4巻、5巻の三冊のみピックアップ。下記はアマゾンに掲載されている出版社の紹介文。
 2巻:宇宙的恐怖にみちた暗黒世界への鍵ともいうべき作品「クトゥルフの呼び声」「エーリッヒ・ツァンの音楽」魔神の秘密を知った青年を襲う恐るべき出来事を描いた傑作長編「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」を収録。
 4巻:ヒマラヤすら圧する未知の大山脈が連なる南極大陸。その禁断の地を舞台に、著者独自の科学志向を結実させた超大作「狂気の山脈にて」をはじめ、中期の傑作「宇宙からの色」「ピックマンのモデル」「冷気」や、初期の作品「眠りの壁の彼方」「故アーサー・ジャーミンとその家系に関する事実」「彼方より」の全七篇にエッセイ一篇を収録した。
 5巻:Uボートの艦長が深海の底でアトランティスに遭遇する「神殿」、医学生のおぞましい企てを描く「死体蘇生者ハーバート・ウェスト」、セイレムの魔女裁判の史実を巧みに取り込んだ「魔女の家の夢」等、クトゥルー神話の母胎たる全八編を収録した。巻末に、資料「ネクロノミコンの歴史」を付す。

 「インスマスの影」が載っている1巻も必ものなんでしょうが、5巻の「ダニッチの怪」(ハマーの映画ではダンウィッチの怪でしたね)とホラー映画の原作「死体蘇生者ハーバート・ウェスト」、4巻の大作「狂気の山脈にて」、2巻のクトゥルフ神話の原典「クトゥルフの呼び声」を読めば、まあとりあえず代表作をカバーしたと思います。20世紀初頭の時代がかった文章であることと、4巻、5巻の大瀧啓祐氏の訳文がどうにも生硬で苦痛を覚えるため、全巻読破をあきらめた次第。2009年の5月から、仕事の本や飛行機の本も間に挟んだとはいえ、三冊読むのに8月のお盆までかかりました。速読派(=すぐ内容忘れる)の私としては珍しいほど長くかかったのです。

 クトルフ神話とか、コズミック・ホラーといったラヴクラフトの主要テーマは大体、この三巻で分かったような気がします。しかしラヴクラフトは過剰に説明的すぎるため、小説家としては一流ではなかったというのが正直な感想です。前世紀の人であるE・A・ポーが短編の名手であり、恐怖などの感情を動かすために極めて精緻な計算にもとづき小説を執筆したの事実や、あるいは後世のスティーブン・キングが延々長い長い描写を連ねて、恐怖の効果をじわじわとあおっていくのとはどうも違います。「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」や「狂気の山脈にて」はどちらも1/3に凝縮すれば大傑作になったと思います。
 逆にいえば、ラヴクラフトはポーのように「効果の演出のために小説を書く」のではなく、例えば「狂気の山脈にて」のように、彫刻という芸術を延々読み解くプロセスを読者に啓蒙したかったのかもしれません。作品そのものより、その世界観をもって後世の人々に与えた影響のほうが重視されるべき先駆者なのでしょう。
 
 <ネクロノミコン>
 さて「ネクロノミコン」ですが、初めて知ったのはH・R・ギガーの画集でした。1980年代ですね。この当時はオリジンがラヴクラフトなどとは露も知りませんでした。自作にもしょっちゅう引用されていますし、映画「ナインス・ゲート」はまさにこういった本そのものをテーマにした作品ですが、純文学における偽書、例えばラテン・アメリカ文学の巨匠ボルヘスなどにも密かに影響を与えているのではないでしょうか。なお、諸星大二郎は「栞と紙魚子シリーズ」で「ネクロノミコン」を「根暗な蜜柑」とパロっています。なんだかかつての吾妻ひでお先生のようですね。「ダンウィッチの怪」は「団 一致」先生ですし、先生の娘は「クトルウ」ちゃんで、彼女は「テケリ・リ!」という「狂気の山脈にて」で旧支配者もしくはショゴスが出す声と同じ言葉を叫びます。

 <クトゥルフ>
 クトゥルフですが、WIKIにはチープなイラストが掲載されています。文庫のあとがきに掲載されている「狂気の山脈にて」の「旧支配者」の挿絵も似たようなもので、サボテンみたいな胴の上にヒトデ型のタコ脚が載っていて、背中に翼、という今ではちょっと噴飯ものの造形です。恐怖より笑いが先にたってしまいそうです。したがって、クトゥルフ神話はラヴクラフト以後の作家によって書かれた神話作品で、ラヴクラフトの基本プロットを踏襲して、そこに新たに創作した遺物を付け加えるなど共有・拡張されたもののほうがやはり私には馴染み深いです。国内SFは筒井先生以外読まないので分かりませんが、この間亡くなった栗本薫などが、パターンを借りて延々書き続けていたようですね(昔この人と仕事をしたことがあったのですが、好きで取り上げたわけでもなく、また一緒に仕事をしても単にワーカホリックであることが分かっただけで、小説もピアノも芝居もみな中途半端な印象しか有りませんが)。
 漫画では諸星さんの各作品にプロットには相当色濃く反映していることがやっと分かりました。稗田妖怪ハンターシリーズに異界から異形のものがやってくる話は、ほとんど原型はクトゥルフ神話そのものですね。しかもガメラのような分かりやすい造形のモンスターではなく、ショゴスのような原形質が半分だけ固まったような、ぐずぐずした塊の怪物が多いのも、ラヴクラフトの影響かもしれません。ン・ヴァギとかもこの部類でしょうか。以外なのはパタリロの魔夜峰央とか士朗正宗なんかも部分的に影響されているんですね。
  音楽というかロックでは、メタリカのThe Call of Ktulu/メタリカ(『Ride the Lightning』収録、1984年)とThe Thing That Should Not Be、人間椅子の陰獣(『人間椅子』収録、1989年)、水没都市(『黄金の夜明け』収録、1992年、狂気山脈(『黄金の夜明け』収録、1992年)、ダンウィッチの怪とオンパレードです。
 マクタロウさんからは、ブルー・オイスター・カルトも影響大と教わりました。いままで歌詞にあまり注意を払っておらず、悪魔イメージを援用しただけのブラック・サバスやユーライア・ヒープと同類と思い込んでいたのですが、そこはやはりニュー・ヨークのインテリやくざロッカー、もっと深いものがあったのですね。アルバム『Secret Treaties』に収録されたドラマーのアルバート・ブーチャードが書いた曲「Astronomy」と「Subhuman」は、別の天体から来た人間で無いもの、を歌っているそうです。ジャケットのMe262やヒトラーのイメージがちょっと焦点をぼけさせてしまった感が有りますが、マクタロウさんによれば、ドイツの外相ディスディノヴァが、ヒトラーの命により地底王国との密約を交わした。彼は暗黒の知識をラブクラフトから得た。というのがブルー・オイスター・カルトのサードアルバム「Secret Treaties」のコンセプトだそうです。
また後にアルバム『Imaginos』の企画は、プロデューサーのサンディ・パールマンがラヴクラフトの影響で作成したものだということですが先の二曲も改題されて収録されています。こちっはまんまラヴクラフトの世界っぽいですね。
 

Imaaginos

<映像作品>
映画ではそのものずばり原作の映画化や改題も多数あります。

「怪談呪いの霊魂」(チャールズ・デクスター・ウォードの事件参照)(1963年)
「悪霊の棲む館」(「宇宙からの色」の映画化)(1965年)
「太陽の爪あと」The Shuttered Room(1967年)  上記3作は全く知りません。
ダンウィッチの怪」(1970年) これは昔TVでもやっていました。DVDは無いのですね。主役は後に「デューン砂の惑星」などでデヴィッド・リンチ作に出るディーン・ストックウェルです。60年代サイケの残り香があって、怪物のシーンは確かペロペロ・キャンディーみたいな画像がぐるぐる回転していたような記憶があります。製作はロジャー・コーマン。お金を出してまで観たいとは思いませんが、ビデオのDVD版でもあればもう一度見てみたいものです。

「Lemora(英語)」(1975年)  未見です。

「死霊のはらわた」(1981年)
「死霊のはらわたII」(1983年)
 これはサム・ライミのゾンビ映画。「死の書」が出てくるのがラブクラフトとの関連?
「地獄の門」(1980年)
「ビヨンド」(1981年)
 これはルチオ・フルチのゾンビ映画。あほフルチとラヴクラフトは関係無いと思いますが、「地獄の門」は舞台がダンウィッチだそうで、「ビヨンド」には「死者の書」が出てくるそうです。

「ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたり(RE-ANIMATOR)」(1985年)
「フロム・ビヨンド」(1986年)
「死霊のしたたり2 THE BRIDE OF RE-ANIMATOR」(1991年)
 上記はB級とはいえ、スプラッター嫌いの私ですら、のめり込んだガイキチ映画です。「ZOMBIO/死霊のしたたり」は製作 ブライアン・ユズナ、監督 スチュアート・ゴードン、「死霊のしたたり2」は監督もブライアン・ユズナ、「フロム・ビヨンド」は監督スチュアート・ゴードン。どれもエログロ・ホラーです。
 基本的には「死霊のしたたり-1.2」は、「死体蘇生者ハーバート・ウェスト」が元ネタです。しかし原作「ハーバード・ウエスト」は連載形式にラヴクラフトが慣れていなかったそうですが、やや駄作ですね。映画はほとんどぶっ飛んだ末、ホラーがギャグになったような怪作でしたが、プロットだけ原作から借りただけなんでした。「フロム・ビヨンド」の原作は8ページの短編「彼方より」。なお下記右端写真は死霊のしたたり、2003年の続編!

スチュアート・ゴードン/1985 スチュアート・ゴードン/1986 ブライアン・ユズナ/1989 ブライアン・ユズナ/2003

 ラブクラフトも生前は評価されず、同様に死後、プロットだけ換骨奪胎して使用されて人気の出たSFのフィリップ・K・ディックに近い気がします。ディック原作の映画は駄作が多く、秀作は唯一リドリー・スコットの「ブレード・ランナー」だけがありますが、ラブクラフト原作の映画はろくなのが無い気がします。
 「ネクロノミカン」は未見なんですが、げろげろのブライアン・ユズナだけでなく、金子「ガメラ」修介やクリストフ・「ジェボーダンの獣」ガンズも監督してるのでまとものようです。ただ知人にして映画評論関係の青井さんによれば、日本のTVドラマのほうが「らしい」。しかし近所のレンタル店ではこういうマイナーホラーはどんどん在庫しなくなってきました。
 オムニバスが傑作というのは、エドガー・アラン・ポーにも近いところもありますね。ロジャー・コーマン製作のポーもの映画は「赤死病の仮面」にしろ全部いまいちで、結局ロジェ・バディムやらが監督したオムニバス映画「世にも怪奇な物語」だけっすもんね、ポー映画で傑作と言えるのは。

 さて「RE-ANIMATOR」シリーズでハーバート・ウェストを演じていたのがジェフリー・コムズ。変な俳優さんです。ま、ろくな映画には出ていませんが、TVドラマ「スター・トレック」ではゲスト俳優としては重用?され、いろんな宇宙人役で出ています。一番印象深くかつ寂しいのは、青い顔のシュランでしょうか。アンテナみたいな吸盤がおちゃめにくるくると廻るのですが、怒りっぽくてすぐに暴力を振るいます。ここまで来るとなにやら哀愁も漂ってきます。
http://www.jeffreycombs.com/home.php
  ヨーロッパならウード・キアー、我国なら故・岸田森とかがこういうポジションの俳優さんでしょうか。
 あとこの死霊シリーズ?、半分はバーバラ・クランプトン人気(=脱ぎっぷりの良さ)に支えられていたんでしょう。でも私、あの女優さん、ちっとも美人には見えませんでした。ところが今回この文章を書くにあたってYOU TUBEで「死霊1」「死霊2」を部分的に見直したんですが、バーバラ・クランプトン=メグはゴードンが監督した「1」と、別もののフロム・ビヨンド」にしか出ておらず、ユズナ監督の「2」に出ている「心臓だけメグ」はクランプトンではなく、レイア姫が最初から40歳になったみたいな相貌の方でした。ファビアナ・ウーデニオ(フランセスカ・ダネリ役)か、キャスリーン・キンモント(グロリア役)のどちらかだと思いますが、はっきりしません。でもって、クランプトンはなかなかかわいかったです。20年以上も前に見ただけなので、記憶がごっちゃになっていたようです。


「ヘルダミアン/悪霊少女の棲む館」The Unnamable(1988年)
「Dark Heritage」(1989年)
「新・悪魔の儀式」Cthulhu Mansion(1990年)
「SFXハードボイルド/ラブクラフト」(1991年)
「ヘルハザード・禁断の黙示録」(チャールズ・デクスター・ウォードの事件参照)(1991年)
「ダークビヨンド/死霊大戦」The Unnamable II: The Statement of Randolph Carter(1992年)
「キャプテン・スーパーマーケット/死霊のはらわたIII」(1993年)
「地底人アンダーテイカー」(1994年)
「ネクロノミカン」(1994年)  以上未見。ネクロノミカンは上記コムズ(青井さんによれば、なんとラヴクラフト本人の役だそうです。でも似ていないらしい。嶋田久作のほうがよっぽど似ているそうな)の他、クリストファー・ガンズのようなちゃんとした俳優さんも出ています。
マウス・オブ・マッドネス」(1994年)
 これはB級映画の帝王、ジョン・カーペンター先生の傑作です。サム・ニールが主役。ただし、なぜか大好きなカーペンター先生の作品の中では個人的に影が薄いのです。

「魔界世紀ハリウッド」(1994年)
「キャッスル・フリーク」(1995年)
「ガメラ2 レギオン襲来」(1996年)
「ヘモグロビン」(1997年)
「The Hound」(1997年)
「Cool Air」(1999年)  以上ガメラ以外未見。
「ナインスゲート」(1999年)
 スプラッターの正反対、心理ホラー&サイコの名手、ロマン・ポランスキー監督作。主演はジョニー・デップ。佳作です。原作はアルトゥーロペレス・レベルテ という方の作品で、直接的にはラヴクラフトとは関係ありません。、「影の王国の九つの扉」というサタン召還の黒魔術の秘密書籍が、ネクロノミカンからのアイデアなのかそれともキリスト教の邪教に別のルーツがあるのか私には分かりませんが、仕掛けとしては同工異曲です。なお原作は三銃士のデュマも出てきて、オカルトだけの話ではないようです。ポランスキーは映画化に当たって、そういうアカデミックな面は大幅にカットしてしまったそうです。
「Cthulhu」(2000年)
「玩具修理者」(2001年)
「DAGON」(2001年)  未見ですがスチュアート・ゴードンが監督した「インスマウスの影」だそう。
「Beyond Re-Animator 死霊のしたたり3 」(2003年)
 およよ、シリーズモノは数多くあれど、こういう怪作でも-3があるとは!再びユズナ監督、ジェフリー・コムズ=ハーバート・ウェストのコンビです。これまた未見。上のコムズの顔の一番左端が輸入版のジャケットです。
「ゴジラ FINAL WARS」(2004年)
「The Call of Cthulhu」(2005年)
「Mortuary」(2005年)
「バリケード」(2007年)
「Closet Space」(2007年)
「Cthulhu」(2007年)
「H・P・ラウ゛クラフトのタ゛ニッチ・ホラー その他の物語」(2007年) 未見ですが日本の品川亮という監督(スタジオ。ヴォイスの編集長)による人形劇だそうです。「家の中の絵」、「ダニッチ・ホラー」、「フェスティバル」の3作品を収録。
「The Whisperer in Darkness」(2009年)

「ヘルボーイ」
「ヘルボーイ・ゴールデンアーミー」
 マイク・ミニョーラという作家のアメコミ原作をギレルモ・デル・トロ監督が映画化。ラブクラフトとの関連はこれまたマクタロウさんからご教示。トロール市場にはデル・トロ監督らしいお遊びで、「狂気の山脈にて」に登場するモンスターを登場させているということ。ええ、気が付かなかったよ(って、ラブクラフトを読む前だから当たり前)。なおこの作品はデル・トロ監督の手によって映画化が決まっておりましたが、企画が進んでいたけど「ホビット」が入ったために棚上げになったそうです。ジョン・カーペンターの「遊星からの物体X」における南極の恐怖も凄かったですが、デルトロによる白い恐怖と、旧支配者の造形がお笑いにならないならば一体どうなるのか、楽しみだったですけどね。ここらへんの経緯はマクタロウさんの奥様マクノスケさんも私と同様だったようなので、リンクを貼らせていただきます。
http://hellboy.exblog.jp/1030351/
ヘルボーイ映画公式サイト

テレビドラマ
「インスマスを覆う影」  佐野史郎が出た奴。テレビドラマにしては秀逸だった気もしますが、私、佐野さんの演技の下手さがだめなので、ドラマ自体の評価が辛いのです。


※ウィキペディア
・ハワード・フィリップス・ラヴクラフト
ネクロノミコン
クトゥルフ神話

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