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2009年9月22日 (火)

長野亮之介 個展

長野亮之介「百顔繚乱展」

都立三鷹高校時代の同級生、長野亮之介の個展です。
三鷹高校卒業後、北海道大学に渡り農学部在学中冒険野郎になり
卒業後、冒険家&イラストレーターになりました。

 聞けば前回の催しは書店の原画展だったので、個展と呼べるものは50歳になって初めてだそうです。遅すぎじゃね?
似顔絵は読売新聞の夕刊「銀幕一刻」という連載記事のイラストでした。私はナベツネが嫌いなので読売新聞を取っていないため、まったく彼の連載については認知していないのですが(会社でも全国紙、日経、日経産業、日系流通などは朝刊しか取らないし)、読売の読者なら、きっと「ああ、あの」と思われるのでしょう。珍しく宣伝タイアップ等の編集部要請が無いので、「こちとら自腹じゃ!」で好きな映画を見て好きな作品のコラムとイラストを描いているそうです。これってイマドキ非常に貴重な仕事ですね。もしも連載が本になっていれば、某女性誌でブレイクした石川美千花ばりの人気イラスト・ライターになっていそうなもんですが、どっこい長野の選んでいる映画が渋過ぎなので、そうは問屋が降ろさないようです。

 上のイラストは案内状なんですが、私だけでなく他の同級生からも「似ていない!」とい声があったそうです。私ももしかしたら「いい意味でのアマチュアリズムを保って描いているから、似てる似てないを問うてがいけない似顔絵」なのか、とも思っていました。しかし、長野の絵が下手なのではなくて、
1)下の写真(バッファロー‘66)を見ていただければ分かるように、もともと顔だけのアップではなく、A4サイズのシーン全体を描いたイラストのアップなので、衣装や小道具、背景といったアトモスフィアを伝える情報が無くなっているため、誰か分かりにくい。

2)彼は高校時代から年に何百本も映画を見る「映画見巧者」なんですが、冒険家でもありミーチャンハーチャンしていないので、マイナーでヒューマニティックなセレクトが多いせいか、そもそも似ている似ていない以前に、なんという映画のなんと言う俳優か、我々見るほうが知らない。

 ということが、会場に行って分かりました。私は硬くて真面目で泣ける映画とか、自然を描いた映画とかはほとんど見ないため、長野のピックアップした作品のうち、見たことがあったのは「下妻物語「バッファロー‘66」「ゴースト・ワールド」「あずみ」「踊るマハラジャ」くらいでした。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」に至っては最初の30分でつらくなってしまったくらいです。一方、私が好むディヴィッド・リンチとかピーター・グリーナウェイ、テリー・ギリアムとかいったアート系の作品やSF映画などは彼のラインナップには余り無いようです。
Hep1078004

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