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2008年2月17日 (日)

ゆとり教育の終わり

文科省の教育指針がかわり、ゆとり教育の方向性が修正されることになりました。

私は教育問題に意見できるような専門知識はまったく無いのですが、逆に専門家のあほらしい「ゆとり」の賛否両論の隘路とは関係なく、一ビジネスマンとして、またひとりの子供の親として思うことは多少あります。

まず、ゆとり教育自体ははっきり言って完全なる錯誤だったのでしょう。2/16の朝日新聞のインタビューで、ゆとり教育の元凶? 元文科省での旗振り役:寺脇研が言ってましたが、出来ない子のレベルに合わせて全体水準を下げるだけの施策だったわけです。落ちこぼれの子を救い上げるのではなく、そのレベルに下げちゃって、日本全体の教育水準のバーを下げちゃった訳です。

円周率3.14を3にするとか、さもしいことが行われた訳ですが、そういう戦術レベルの話はさておいて。

まず一番の問題は週5日制。これはすぐにも週6日に戻さないと、公立の小中学校は永遠に私立に格差をつけられます。従業員、とは言わないのか、教職員。彼らの休日は週休二日であるべきです、しかし、教育というサービスの受給者であるこどもたち、親たちにそれのしわ寄せをさせるのは、公共サービスの低下でしかない。税金を払っている分の対価が勝手に縮小されてしまったのです。おまえら、パブリック・サーバントという言葉を知らんのか。

また土曜日が休みになっても子供にとっていいことは無い。親と過ごす休日は増えるわけですが、給与水準がまったく上がらないここ10年においては、レジャーへの消費は増えない。こどもはこどもで、外遊びなどという習慣は極端に低下、公園でPSPとかDSライトで遊ぶ時代ですから、さまざまな体験を経ての情操教育の一環になりはしないのです。

第二、先生がかわいそうですね。カリキュラムの問題ではなく、ピンで担任を受け持つ伝統は改革すべし。だいたい新入社員、もとい新人の先生に担任をさせるとは、子供をなめてます。まず新卒3年間は担任などもってのほか。半人前の社会人に教育をさせるなど、教師側および文科省の驕りと錯覚でしかありません。

 同時に副担任制度の導入。これなら新人や問題教師のOJTになる。OJTの無い職場って考えれますか??? さらに、週休2日と、こどもの週6日制を矛盾無く実現できる、民間企業では当たり前のシフト制度です。1ポスト2名でこそ、リスクヘッジができるのです。

 またこれはモンスター・ピアレント対策にもなる。親、特にバブル世代以降の母親は、はっきり言って「ばか親」が多い。当たり前でしょう、彼女らは、新社会人の頃、アッシー、メッシーに囲まれわがまま放題だった世代なんですから。そういうばか親はある意味、偏執的クレーマーと同じです。対処するには一人ではだめ、4つの耳でキャッチし、記録しないと対抗できない。

 私の子供の場合、昨年の小学校6年のときの担任の先生が、心身症的な状況で一時休職になってしまいました。彼女は民間企業からの転職者で、年齢も30前後であり、決して新卒のひよっこではなかったのですが、恐らくは閉鎖的な学校「村」の人間関係と、あるモンスターピアレントからの執拗な攻撃にまいってしまったんだろうと思います。休職の理由は肉体的病気でしたが、半年たって、うちの子供らが卒業したら、ちゃっかりこの4月から復職しましたので、心身症とかうつ病とか、そういう発表の仕方を避けただけだと想像しています。

 文科省と日教組はコンテンツに関する論議ばかりしてきましたが、マネジメント視点がゼロなんだよね。週6日&副担任制でかなりの部分、公教育は復活できると思います。ちなみに民間企業、もとい私立の小中学校ではすでに昔から実践されていることに過ぎないのですが。

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